どうもnakattyです。
最近というほどでも無いですが、「考え方が古い」という言葉を良く耳にします。
個人的にはこの言葉は、あまり好きではありません。
それは「考え方が古い」という言葉を使っている人の殆どは、自分の考えが理解されないから相手を否定するために使っているという感じがするからです。
もちろん本当に「考え方が今の時代に合っていない為、取り残されている」という場合もあると思います。
しかし「考え方が古い」という言葉を使う人の多くは、自分に共感できない人間を否定する為に使っている気がしてなりません。
考え方が古いと言われるタイミング
では、どんな時に「考え方が古い」と使われるのか考えてみたいと思います。
私の認識が間違ってなければ「考え方が古い」という言葉はネガティブな理由で使われると思います。ポジティブな理由で「考え方が古い」という言葉を聞いたことはありません。
例えば気に入らない上司に対して、会社に対して、組織に対して、業界に対してといったところで使われていると思います。
文にすると「自分のイケてる提案を受け入れない(実践しない)相手は、考え方が古い」といった感じです。
言い換えると「自分の考えに賛同できない人間は考え方が古い」という意味に思えます。
つまり「考え方が古い」という言葉は、相手を否定する時に使う言葉と考えられます。
「考え方が古い」と良く言う人
皆さんの周りにも、なにかと「考え方が古い」という言葉を使う人は居ないでしょうか。
けっこう居そうな気がします。
私の周りにもいますが、その多くは相手の事を理解できていない人間だと思うのです。
もし相手の事を本当に理解できているのであれば「何故、自分の提案が受け入れられないのか」を理解することが出来るからです。
提案を受け入れないのには理由があり、その理由を理解できれば相手に対し「考え方が古い」なんて言葉は出てこないと私は思います。
つまり「考え方が古い」と良く言う人は相手の事情はお構いなしで自分の都合の良いように行動しろと言うような人だと私は思います。
考え方が古い=堅実な考え方
私は、考え方が古いと言うのは、むしろ堅実な考え方であり、誇るべきと思います。
なんでも新しいものに飛びつくというのも時には良いと思います。
新しい技術やサービスにより、これまで停滞していた部分が急激に成長するなんてこともあります。
しかし、そういった新しい技術やサービスにすぐに飛びつかず、今まで上手く機能していた部分をこれまで通り続ける選択をすることが出来るのは素晴らしいことだと思います。
変に新しい技術やサービスを取り入れたせいで、業務が混乱するなんてことも珍しくありません。
時には変革も必要だとは思いますが、堅実な考えで状況を見極めることができる考え方は同じくらい重要なものです。
まとめ
こんな記事を書いたら考え方が古いと言われそうですが、私はとにかく考え方が古いという言葉が嫌いです。
そもそも考え方に古いも新しいも無いと思うのです。
相手の考え方を否定する人は好きになれません。