私は2018年に知人と起業をしました。
もともと人材関連の業界が長かったし、人と職を結びつける仕事は好きだったので、起業する時は「人と職を結びつける仕事」にしようと決めていました。
でも実際に起業してサービスを始めてみると、上手くいきませんでした。
分かってはいましたが大手企業が強く、競合も多い業界です。
結果として早期に撤退し、別のサービスを始めることにしました。
この時に思ったのは「これをやりたいから起業をする」は正直、キケンだと思ったのです。
今回は、なぜ「これをやりたいから起業をする」という考えはキケンなのかについてまとめようと思います。
失敗者が語るってやつですね!
かおり
nakatty
失敗の連続ですがいつかは成功すると思います。
「これをやりたいから起業をする」はキケンなのか
私が「これをやりたいから起業をする」はキケンと思ったのは、実際に自分が資金が尽き倒産しかけたのがキッカケでした。
私は起業をする時に「人と職を結びつける仕事」が好きなので、それで起業しました。
起業の目的が「人と職を結びつける仕事」をすることになっていたのです。
実際に事業を始めた結果、強い大手企業の存在や、競合も多く上手くはいきませんでした。
起業の目的が「人と職を結びつける仕事」だったので「これをやめたらやめたら起業した意味がない」と何とか頑張ってみようと思い、続けてましたが資金はどんどん減っていきました。
結果、このまま続けると資金も無くなって会社が維持できなくなる状態になり、一緒に起業した人と話し合いをし、撤退をすることにすることに決めました。
失敗した原因は業界の研究不足ですかね。
かおり
nakatty
うん、まぁ、そうですかね、、、。
起業の目的はお金を稼ぐこと
私が起業をする時の目的は「仕事を探している人にお仕事を紹介してあげたい」というものでした。
実際にはそれは、目的ではなく手段であり、起業の目的はお金を稼ぐことなのです。
この目的と手段を間違えてしまうと、会社を経営していく上で色々な判断の間違いや遅れが出てしまいます。
結果として会社はまだ存続していますが、あの時撤退せずに残りの資金をつぎ込んでいたら、もしかしたら会社はもう無かったかもしれません。
「○○をしたいから起業した」は判断を鈍らせる
起業の目的を「○○をしたいから」等のお仕事内容にしてしまいますと、その事業が失敗した時に柔軟に対応できなくなります。
その事業をやるのが目的になってしまっているので、状況は厳しいと理解しつつも「撤退」という判断ができず、上手くいかせるために盲目的に資金をつぎ込んでしまいます。
「これをやるために起業したんだから、広めるまで資金をつぎ込むぜ!」と全力で資金を投入したとして、上手く軌道に乗れば良いですが、資金が底を尽き倒産となる可能性もあります。
nakatty
起業から1年で6割の企業が倒産しており、その理由の多くが「運転資金が無くなってしまう」と言われています。
もし継続か撤退かの判断を迫られた時は運転資金を回収できるだけの見込みがあれば続ける価値はあるのではないでしょうか。
「○○をしたいから起業した」は次の手が打てなくなる
世の中にお金を稼ぐ方法は沢山あります。
起業の目的が「お金を稼ぐ」であれば、事業が失敗した時に次の手にすぐに移ることができます。
しかし「○○をしたい」という事業内容そのものが起業の目的になってしまうと、その事業を続けるのが会社の目的なので、それが上手くいっても、上手くいかなくても次の手を打つことができず、
まとめ
自分が起業して感じたことをまとめました。
私は「人と職を結びつける仕事」がしたいので起業をしましたが、自分の会社の規模や資金ではまだ早いと感じ撤退をしました。
今は別の事業でなんとか会社は維持してますが、もしやりたいことを続けていたら、資金が尽きていたかもしれません。
せっかく始めた事業なので、それを失敗と認め撤退するには、それまでに使ってきた資金が無駄になってしまうこともあるので相当な覚悟と勇気が必要だと思います。
しかし、そのまま続けていればさらに資金繰りが悪化し倒産する可能性もあります。
そう考えたら勇気を持って撤退の判断をした方が、結果良かったりもします。
もちろん、やりたいことで会社を維持できるのがベストですが、もし上手くいきそうな手応えがなかった場合、資金があるうちに早めに撤退し、他の事業を始めるのも一つの方法だと思います。